PDCA(Plan-Do-Check-Act)サイクルとは、品質管理や生産管理業務などを進める上でのマネジメントサイクルのひとつで、構成される4要素の頭文字をとって付けられた名称です。
PDCAサイクルの概念はこれまで、民間企業の品質向上、経費削減などの用途で、用いられてきました。
「PDCA」の4文字は、それぞれ次ぎの内容を意味しています。
〇P(Plan:計画)過去の実績や今後の予測に基づき、何をどのように改善していくかという計画を立てる。
〇D(Do:実施)立てた計画に沿って、業務や活動を実行する。
〇C(Check:評価)実施した内容を点検、達成内容を評価・分析し、計画に沿っているかを確認する。
〇A(Act:処置)確認後、計画に沿っていない部分の改善や計画自体の継続や内容変更などを検討し、処置を行う。
■ PDCAサイクル イメージ図 ■
この4つの段階を順に行い、円を描くように一周させます。
1周したら、さらに「A(Act:処置)」の結果を、次の「P(Plan:計画)」に反映させます。
この円を描き続けることで、計画から処置・改善までの作業プロセスが継続され、業務や活動の持続的な成果を上げることや、内容の向上をさせていくことができます。
欧米では、提唱した人物である、ウォルター・シューハート(Walter A. Shewhart)、エドワーズ・デミング(W. Edwards Deming)の名をとり「シューハート・サイクル」や「デミング・サイクル」とも呼ばれることもあります。
PDCAサイクルは、品質管理の概念を構築した両氏らによって、第二次世界大戦後に考案されました。
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